今年のGenConにもケイオシアムはブース参加し、クトゥルフ神話TRPGやルーンクエストなどの自社商品を広くアピールしていた。
　今回の目玉となる新商品は、ボードゲームの名デザイナー、ライナー・クニツィア氏とケイオシアムが提携して開発したカードゲーム" KHAN OF KHANS"で、GenConでお披露目され、デモプレイが開催された。
　もちろん、7版が出たばかりのクトゥルフ神話TRPGも大いに販売が行われ、またクトゥルフ神話TRPG第7版の2時間体験シナリオ"Dead Boarder"にも多くの人々が参加し、ボランティアのキーパーも大忙しだった。
　ケイオシアムの古強者もまだまだ健在で、創始者グレッグ・スタフォード御大も元気にドラゴンパスの新版をプレイしている。
　サンディ・ピーターセン御大もGenConのブースで、ケイオシアムが昔出していたゴーストバスターズTRPGにサインをしている写真が投稿されている。
　もう一つの重要事項として、ケイオシアム主催のクトゥルフ神話TRPGセミナーが開催され、後に動画が公開された。今後のクトゥルフ神話TRPG第7版の展開について情報が公開されており、非常に重要な内容になっている。
　


　ケイオシアム以外では、FFG社がマンション・オブ・マッドネス2版の発売を発表したり、カードゲーム版アーカム・ホラーが今年の11月に発売予定だとアナウンスを行ったりしている。マンション・オブ・マッドネス2版は日本語訳も販売予定らしい。


　今年のエニー賞のクトゥルフ関係をまとめると、
カバー部門銀賞 Achtung! Cthulhu Shadows of Atlantis
プロダクションバリュー部門銀賞 Cthulhu Britannica London
フリーゲーム部門金賞 Delta Green Need to Know
電子書籍部門銀賞 Trail of Cthulhu – The Long Con
サプリメント部門銀賞 Delta Green Agent’s Handbook
出版社部門 Pelgrane Press(Trail of Cthulhuの版元) 
　となっており、新版になったデルタグリーンが勢いを見せている。
　ちなみに、りゅうたまが日本のTRPGとしては初めて、ENnie賞のファミリーゲーム部門銀賞を受賞している。